IAN RITZ

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クロマグの設立者イアン・リズはウィスラーのバイクショップの経営者でもありハードコア系ローカルライダーでした。ウィスラーにバイクパークが出来たのもこの頃、この地のバイクライダーの殆どが乗り倒し系のライダー達、彼のバイクショップには毎日の様に不都合が起きたバイクの修理依頼が舞い込みます。その当時はまだまだマイナーだったフリーライドのスタイルがそこにはあり、当時の設計では激しいライディングに耐えることが出来ず折れたフレームを見ることも日常でした。当初はカナダのライディングスタイルにマッチしたフレームが出ることを望んでいたのですが、最先端のフィールドをよく知る自分達が必要とするフレームを自分達の手で作ることが最も近道であると考えたところがクロマグの起源です。
初めて作られたのはTRLフレームです。なんと、ハードテイルのクロモリフレームにDH用のWクラウンロングトラベルフォークを装着させる、奇想天外なアイディアとも取られがちですが、実は2,000m級の山の上まで自分の力で登り(登れるフレーム)、数時間の登りで体力を消耗し切ることなく、待ちに待った数々のハードなセクションの下りをバイクから降りること無く楽しく下れる、そんな理想的なライディングを全うさせる為に必要な設計だったのです。
その後、目覚ましくその性能と強度の進化を遂げたサスペンションフォークの性能の変化に合わせ、100mm〜140mm程度のトラベル量可変のフォークを装着させるオールマウンテンハードテイルの「SAMURAI」が作られました。更に軽量化が可能になった「登って下れる」バイクの別バージョンです。「上手く走らないとバイクも人間も最後までもたない」そんなタフさが売り物のだと言われてきた[Samurai of Singletrack]というウィスラーのハードコア系ローカルライダーの間で大人気のレースに向けて作られたフレームです。イアンは自分や仲間達がそのレースを楽しくそしてバイクを壊すこと無く完走できるバイクを作るために「SAMURAI」を考案し、誕生させました。